ベテラン看護師が元同僚に訪問看護の魅力を伝え続けるワケ

ベテラン看護師が元同僚に訪問看護の魅力を伝え続けるワケ

従業員一人ひとりが訪問看護という仕事に誇りを持って働いている、ソフィアメディ。病院で30年近くのキャリアを築いてきた、ベテラン看護師Tさんもその一人です。

昔の同僚にも「訪問看護って面白いよ!」と積極的に声をかけ、すでに4名が彼女の紹介で入職。そんなパワフルなTさんに、訪問看護とソフィアメディの魅力についてインタビューしました!

<プロフィール>

■T.Yさん/看護師・管理者(ステーション岐阜勤務)

看護師として市民病院で7年、クリニックで10年、中病院で12年勤務。地域連携の病棟で退院調整する中で退院後まで看られる訪問看護に興味を持ち、転職。その1年後、M&Aにより所属していた訪問看護ステーションの経営母体がソフィアメディに変わる。現在、ステーション岐阜の管理者として活躍中。プライベートでは2児の母。エネルギッシュかつ明るい人柄で、これまでに4人の友人・知人をリファラル(社員紹介)採用している。

(※記事の内容は2021年10月取材当時のものです。) 

病院も訪問看護も看護師としての基本姿勢は変わらない

──30年近くの病院勤務を経て、訪問看護の世界に飛び込んだTさん。実際に働いてみて、どんなことを感じましたか?

Tさん:私は看護師になってからずっと病院で働いてきましたが、「訪問看護も病院も一緒だな」と思いました。目の前の人に何をして差し上げたらいいのか、どうしたら良くなるのか。そういう姿勢は、変わらないのだなと。

違うのは、「ハコがあるかないか」くらいですかね。訪問看護の世界は、病院の中でやっていたことが地域に広がっただけ、という印象です。仕事で関わるドクターやケアマネジャーさんは同じ組織で働く職員ではありませんが、病院時代と同じく、やはり連携を取ることがとても大事だなと感じています。

──なるほど。看護師としての姿勢は同じなのですね。

Tさん:一方で、お客様にとっては大きな違いがあります。家族が入院すると、日常生活に「病院に行く」という動きが追加されますよね。そうなると、その分の時間を捻出しなくてはいけません。

でも在宅看護なら、洗濯物を干している間や、ご飯を食べる前など、日常の中でちらっと様子を見に行くことができます。そういうところが、訪問看護サービスを使っていただく良さの一つだと思います。

ちなみにうちのステーションでは退院直後の2週間を「生活混乱期」と呼んでいるのですが、ご本人もご家族も在宅での新しい生活に慣れるために必死なこの時期に、皆さんが安心して暮らせるように生活を整えていくところに一番のやりがいを感じます。

訪問看護は、本当に魅力的な仕事。だから昔の仲間にも「おいでよ」と自信を持って言える

▲Tさんが声をかけソフィアに入職したスタッフのお二人(どんな想いで訪問しているかを書いていただきました!)

──ソフィアメディに来てから、Tさんのご紹介で4名の方がソフィアメディに入社されたと伺いました。どんなきっかけでご友人に訪問看護やソフィアメディの話をされるのですか?

Tさん:別に特別なことをしているわけではないのですが。

久しぶりに昔の仲間と会うとき、「仕事どう?楽しい?」という話から入り、相手に「Tさんはどう?」と聞き返されたら「めっっっちゃ楽しい!」と答えています。

──そんなふうに言われたら、たしかに惹かれますね!

Tさん:訪問看護のいいところは「退院したら終わり」ではなく、一人の方に長期的に関わり続けられることだと私は思っていて。大変な思いをして病院からご自宅に戻られたお客様が安心して暮らせるように、家族に囲まれて良い最期を迎えられるように、病院からバトンを受けて環境を整えていく。それが訪問看護の役割であり、醍醐味だなと。

私自身も本当に魅力的な仕事だと思っているので、自信を持って「訪問看護、すごく面白いよ!」と言えるわけです。

ただ、ソフィアメディと看護への想いや肌感が合う人にしかそのような話はしません。自分と同じ視点を持っていて、お客様に熱く対応できる人のみ。そこだけはブレないようにしています。

そのような話から仲間になってくれた方は、もともと熱い想いを持っている人たちなので、入職後のお客様受けもすごく良くて。お客様からも「いい人が来てくれたね」と喜んでいただけて、私も嬉しいです。

どんなときも味方がいて、新しいチャレンジを応援してくれる会社

──訪問看護の魅力に加えて、「ソフィアメディだから」というおすすめポイントはありますか?

Tさん:もちろんあります!ソフィアメディは後方支援や教育研修の仕組みがしっかりしているので安心感が違います。

あとはやっぱり、経営理念です。ソフィアメディという会社がどんな想いで訪問看護をやっているかは、経営理念を見ればすぐ分かりますから。私が誘うのはソフィアメディと看護観の近い人ばかりなので、みんな「いい会社だね!」と共感してくれます。

それから、サポートの手厚さ。分からないことがあればサッと資料をくれるし、メンタルが崩れそうになっても支えてくれるし、ソフィアメディにはどんなときも味方になって引っ張り上げてくれる人たちがいます。

同じ立ち位置の管理者同士でも繋がることができますし、ステーション支援や地域連携の方など、総合職の方々もよくサポートしてくださって、本当に心強いです。…あと、もう一つだけいいですか(笑)。

──ぜひお願いします!

Tさん:純粋に訪問看護をやりたくて入ってきても、同じ地域・同じメンバーで3年も仕事をしていたら、マンネリ化を感じてくるかもしれませんよね。そこから「何か新しい風を吹かせたい」と思ったら、小さな会社ならきっと「他の訪問看護に行くか、病院に行くか」の選択肢しかないでしょう。でもソフィアメディは違います。常に目標設定があり、そこに向けて自分たちが今何をするべきかが明確になっているからです。

その先に、例えば「新規立ち上げをやってみますか」「主任や管理者に挑戦してみますか」「教育に興味があるなら、ステーション支援や教育研修の仕事をやってみますか」など、色々な選択肢が用意されています。長い看護人生の中で、転職をせずに同じ会社の中で新しいチャレンジができるのは、とても面白いと思いますね。

──たしかに。看護師として、スペシャリストとジェネラリストのどちらを目指すこともできるのは、ソフィアメディの良さの一つですね。

訪問看護という選択肢を、もっと多くの人に知ってほしい

▲ステーション岐阜のメンバー

──最後に、ご自身が実現したい夢や目標について教えてください。

Tさん:とにかく、訪問看護のことをもっと多くの方に知ってもらいたいです。

私が看護師になりたての頃はまだ訪問看護をやっているところが少なく、「病棟で働けない人が訪問看護に行く」という捉え方もありました。だから「訪問看護には行きたくない」という若い子たちもいたんですよ。

でも今、そういうイメージはまったくないですよね。むしろ訪問看護にしかできないこともありますし、昔に比べて訪問看護の役割はどんどん大きくなってきていると思います。

それでもまだ、世の中には訪問看護を知らない方が大勢います。「最期は病院で一人寂しく亡くなった」という話を聞くたびに、「もし私たちがその方と出会っていたら、おうちで最期を過ごす選択肢を提供できたかもしれないのに…」と思うんですよね。そういう悔しさを減らすためにも、もっと訪問看護の知名度を上げていきたいと思っています。

また1年後の短期目標としては、看護師もセラピストも全員が自分の持ち場ですべてを出し切り、一人ひとりのお客様に対して質の高い医療を提供できるステーションにしたいです。一人ひとりの技術は高く、みんなすごく良いものを持っています。でも、経営母体の変更でソフィアメディの一員になってから日が浅く、チームとしてはまだまだこれから。管理者として、試行錯誤している最中です。

私自身もしっかりサポートを受けながら、1年かけて一つずつ整えていこうと思います。