仕事も育児も100%は追いかけない。時短勤務のママセラピストが語る両立のライフハック

仕事も育児も100%は追いかけない。時短勤務のママセラピストが語る両立のライフハック

専業主婦がいる家庭よりも、共働き夫婦の家庭のほうが多い現代の日本。結婚・出産を経ても「仕事を続けたい」と考える女性は、今後ますます増えるのではないでしょうか。

とはいえ、仕事と育児の両立はやはり簡単なことではありません。「自分にできるのかな…」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、ソフィアメディで時短勤務として活躍するママさんセラピストOさんにインタビュー。産休・育休中の心境や復帰後の生活について、赤裸々に語っていただきました。

(※記事の内容は2021年10月取材当時のものです。)

<プロフィール>

■O.Sさん/作業療法士/ステーション永福

作業療法士歴14年目。関西の病院で6年間勤務し、7年前にソフィアメディへ。2年前に第一子を授かり、産休・育休期間を経て1年前に復職。現在勤務するステーションは、自宅からドアtoドアで20分。9〜16時の時短勤務で週5日セラピストとして活躍しながら、2才になるお子さんの子育てにも奮闘中。

産後も仕事を続けるか否か。決め手は「ママが励んでいる姿を見せたい」という思い

──産後復帰した1年前、どんな思いを抱いていましたか?

Oさん:正直に言うと、「この仕事を続けられるのかな…」ととても不安でした。それでも復帰を決めたのは、「もし今辞めても、もう一度セラピストの仕事をしたいと思ったときにはまたソフィアメディで働きたくなる」と考えたからです。同時に、これまで頑張ってきたことや作り上げてきたものが全部なくなってしまうのはもったいないとも思いました。

そして何より、「子どもがもう少し大きくなったときに、『ママはこういう仕事をしているんだよ』と伝えられる自分でいたい」と思ったことが大きかったです。幸い、ソフィアメディには色々とサポートしてもらえる環境が整っていたので、ひとまず復帰して頑張ってみることにしました。続けられるかどうかは、働きながら判断​してみよう​と考えました。

──もし辞めても、またソフィアメディで働きたくなるだろうと思った理由は?

Oさん:やはり、一緒に働く皆さんの存在が大きいです。人間性も働きぶりも本当に素敵な方々ばかりなので。セラピストしてだけでなく「人としてこういうふうになりたい」と思える方々が、産前に働いていたステーションにもいらっしゃいました。

そして、「こんなに親切で魅力的な人たちに囲まれて、前向きな気持ちでステップアップしていける会社は、そうないだろう」と思ったからですね。

不安を感じつつも、温かい声に支えられた産休・育休期間

──次に、産休・育休期間中の心境について教えてください。

Oさん:実は、妊娠の割と早い時期からつわりがひどくて入院してしまい、ひと段落したと思ったら今度は切迫流産で入院。結局、産前は長期間お休みを頂戴することになりました。

産休に入るときは体調のこともあって計画的な引き継ぎができず、ステーションの皆さんやお客様にご迷惑をおかけする形に。そこが一番の気がかりでした。でも、管理者やスタッフの方々は私が安心できるように「まずは体を大事にしてくださいね」などと声をかけてくださって。おかげさまで、だいぶ気持ちが和らぎました。

──復帰前はどのような心境でしたか?

Oさん:「自分はまた社会人としてちゃんとやっていけるのか?」という不安がありました。また会社自体も色々な変化があり、知らないことが多い中での復帰は何もかもが不安で…。「自分が戻ることで、ただ迷惑をかける存在になるのでは?」と不安に感じていました。

でも、復職前から会社の方とメールやお電話で少しお話しして、「会社は今、こういうふうに変わってきているよ」と共有してもらえたことで分からないことが少しずつみえてきて、不安が減りました。また、復帰後の配属先の管理者さんと主任さんが子育て経験者だと知り、「育児との両立の大変さや葛藤も分かってもらえそう」という安心感につながりましたね。復職後も、「大変だけど、一緒に頑張っていこうね」と明るく言われ、かなり心が楽になったことを覚えています。

仕事も育児も100%を求めない。今の自分にできることを探す日々

──今度は復帰後の生活について伺います。まずは1日のスケジュールを簡単に教えてください。

Oさん:朝6時半に夫と子どもと起きて、まず身支度を整えます。子どもの朝食や保育園への送り出しは夫が担当しているので、とても助かっています。余裕があれば8時前後に出社し、前日に終わらなかった仕事を片付けます。朝のミーティング後は午前中に2件、お昼休憩を挟んで午後にも2件お客様のところに訪問しています。その後はステーションに戻り、お迎えと夕食の支度に備えて16時になったらなるべく早く退社しています。帰宅後は夕飯を作って子どもに食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけて…と家事育児タイムに突入です。

──やはり育児との両立はハードですね…!職場のサポート体制はいかがですか?

Oさん:皆さんとても優しくて、本当に助かっています。子どもが体調を崩す度にご迷惑をおかけしてしまうのですが、いつも私や子どもを気遣う温かい声をかけてくださって。困ったときにも親身になって相談にのってもらえますし、自分の現状に合わせて働き方の相談もできるので、とてもありがたい環境です。

──時短勤務をする上で、心がけていることがあれは教えてください。

Oさん:勤務時間が短い分、他の方と一緒に過ごす機会も少ないので、他のスタッフさんがいらっしゃるときはなるべく自分から声をかけるようにしています。一人ひとりの人となりや強み、お困りごとなどを探りつつ、コミュニケーションを取るように心がけています。

また、「これまでの経験を活かして、今の自分に何ができるか」を考えるようにしています。ステーションのお掃除や環境整備、困っている人がいれば声をかけるなど、私にできるのは些細なことばかりですけども。何か他にできることはないかと常にアンテナを張っています。

──働く時間が短くても、他にできることを増やす。素晴らしいマインドですね。

Oさん:そういうことも「チームで動く」ということなのかなと思っています。一人ひとり持っているものも背景も違うので、全員が同じことをできなくてもそれぞれが自分の立場でチームに貢献できることを考えれば良いと思います。

──仕事と家事育児との両立において、何か心がけていることはありますか?

Oさん:どちらにも100%を求めすぎないことです。仕事も家事育児も完璧にやろうとすると、絶対に続かないと思うので。「ここまではやろう」というラインを決めて、そこをクリアすれば「今日も頑張った!」と自分を労うようにしています。

出産・育児の経験は、セラピストの仕事にも活かされている

──復帰前後で「自分のここが変わったな」と思う点はありますか?

Oさん: 「日常の些細な楽しみ」を仕事に取り入れるようになったのは、子どもが生まれてからですね。

──楽しみとは、どんなことですか?

Oさん:例えば、お客様と歩行練習をする際に、いつもの「1,2,1,2」という掛け声をやめて、「このリズムに合う音楽はないかな?」と考えて取り入れてみると予想よりも楽しんで下さって。そんなふうに、お客様と小さな喜びや楽しさを共有できる機会が増えました。

あとはもう一つ、家族の有難みに改めて気づいたことですね。お客さまと関わる際に今まで以上にご家族さまのことにも想いを馳せることができるようになりました。

──素晴らしい気づきや変化がたくさん生まれているのですね。働くママのロールモデルとして、非常に参考になるお話をありがとうございました!

Oさん:いえいえ。実際は仕事と育児の両立に疲れてついイライラしてしまったり、子どもの体調不良が続くと「いつまで続けられるか分からない…」と管理者さんや主任さんに弱音を吐いてしまったりすることもあります。私よりもっともっと素晴らしい取り組みをされている方もおられますし、皆さんそれぞれの事情の中で頑張っておられると思いますのでロールモデルなんて言われると恐縮してしてしまいます…!

それでも周りの皆さんの温かいサポートを受けて、今の仕事を楽しめている私がいます。これからもソフィアメディで、自分らしい働き方を模索していきたいです。