【関西エリア座談会 前編】自らの目指す医療を求めてソフィアメディへ。訪問看護にかける想い

【関西エリア座談会 前編】自らの目指す医療を求めてソフィアメディへ。訪問看護にかける想い

同じ会社内であっても、地域によって様々な色を持つソフィアメディの事業所。St.橿原、St.香芝、St.堺中央、St.堺中央分室堺北の4拠点を置く関西エリアでは、関西ならではの熱気のあるチーム感やステーション同士の関わり合いが生まれています。

関西は関東に比べてまだ訪問看護への転職の割合は低く、転職を考えている方の中には、飛び込んでみたいけれど実際どんな感じなのだろう、と不安からなかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、関西エリアで働く3名のスタッフに訪問看護で働くリアルをお聞きしました。

前編では、ソフィアメディを選んだ理由や未経験で訪問看護に飛び込んだ時の気持ちなどについて紹介しています。

 T・Kさん/理学療法士・リハビリ主任/ステーション橿原
T・Kさん/理学療法士・リハビリ主任/ステーション橿原
大阪府高槻市の病院で回復期・訪問リハビリ・訪問看護を経験。より訪問業務に集中できる環境を求めてソフィアメディに入社。ステーション橿原(以下、St.橿原)でリハビリ主任を務める。趣味は音楽鑑賞、サイクリング、登山。現在2児の父として子育てに奮闘中。
 N・Rさん/看護師/ステーション堺中央分室堺北
N・Rさん/看護師/ステーション堺中央分室堺北
都府内の総合病院で脳神経内科・歯科口腔外科の混合病棟に4年間勤務。祖母の看取りをキッカケに在宅医療に興味を持ち、看護師5年目でソフィアメディに転職。ステーション堺中央に勤務後、2022年1月より新規開設した堺中央分室堺北(以下、分室堺北)に所属。趣味は茶道。
 N・Hさん/看護師/ステーション香芝
N・Hさん/看護師/ステーション香芝
奈良県内の大学病院で消化器内科・循環器内科の混合病棟に4年間勤務。元々興味のあった訪問看護業界への転職を決意し、ソフィアメディへ入社。ステーション香芝(以下、St.香芝)の新規立ち上げ時から従事。趣味は海や山など自然の中に出かけること。

自分の直感を信じて訪問看護の道へ

ーまず、皆さんが訪問看護業界に転職された理由を教えてください。

N・Rさん:私は昔、祖母を自宅で看取った経験から、いつか在宅医療に関わりたいと思うようになり、学生の頃から訪問看護師を目指していました。

ただ、訪問看護は幅広い疾患の対応をするため、病院で3年は経験を積んでから転職しようと思っていました。病院で4年働き、看護師としての基礎が身についたと思えたタイミングで、勇気を出して憧れの訪問看護の世界に飛び込んでみることにしました。自分のライフプランとも照らし合わせて考えた時に、挑戦するなら早い方がいいという想いもあり決断できたように思います。

N・Hさん:私も大学病院で勤務している時から訪問看護に元々興味はあって、いつかチャレンジしてみたいと思っていました。病院勤務4年目で奨学金の返済が終わり、新しいことにチャレンジするにはいい節目だなと転職を考え始めました。訪問看護も視野に入れつつも、業務内容をよく分かっている病院への転職をすることに決めたのですが、知人から「いま訪問看護に行かないと、たぶんあなたは今後も行くことはないと思うよ」と言われて。確かにこのチャンスを逃したらこの先、新しいことをする気力があるかも分からないと思いました。「チャレンジするなら今しかない!」と思い、知人の助言に背中を押され、訪問看護に飛び込みました。

▲St.堺中央分室堺北 N.Rさん

ーお二人とも自分の感覚を信じて訪問看護の世界に飛び込んだのですね。では、なぜソフィアメディを選んだのでしょうか?

N・Rさん:転職活動をしていた時に、「とてもお客様想いであなたに合う会社があるよ」とソフィアメディを紹介してもらったのがきっかけです。ホームページなどを見た時に私もピンときて、直感で決めました。結局ソフィアメディ以外は受けませんでしたね。

N・Hさん:私もホームページや実際に働いている方のインタビュー記事を見て、素敵なスタッフさんが沢山いることを知り、「働くならここがいい!」とソフィアメディに決めました。

ーソフィアメディの空気感がお二人にぴたっとはまったのですね。

Tさんは前職も訪問看護で働かれていたとのことですが、なぜソフィアメディに転職されたのですか?

Tさん:他の訪問看護を知っているからこそ、比較した時にハード面での充実ぶりを感じたことが大きかったです。元々、紙カルテで記録する事業所で働いていたこともあり、一人一台タブレットを支給してもらえるので業務が効率化でき、訪問業務により集中できることがありがたかったですね。

また、最近では閉鎖していく訪問看護事業所も多い中、関西では全国展開している会社は珍しく、規模的にも安心感がありました。

▲St.橿原 T.Kさん

ー他の事業所で働いていたからこそ、比較できるものがありますよね。

N・Rさん、N・Hさんは転職を機にお引越しをされたとお聞きしました。初めての地で働くことに不安はなかったですか?

N・Rさん:私は元々京都の実家に住んでいたので、実は引っ越しも一人暮らしも初めてでした。仕事をする以前に、人生初めての引越しや手続きでバタバタして、不安も沢山ありましたね(笑)。ただ、県外からの引越しでしたが、引越支援金の制度があったので、それは一つ引越しする後押しになったように思います。

※引越支援金制度とは

緊急対応時にすぐお客様の元に駆けつけられるよう、所属ステーションの基準距離内に引越しをした場合に引越し費用のうち上限20万円までを会社が負担する制度

ー初めて尽くしで大変でしたね…。ご実家がある京都の訪問看護に転職しようとは思わなかったのですか?

N・Rさん:もちろん探したのですが、京都の訪問看護はベテラン層の看護師さんが集まっていることが多いと聞いていて、そこに飛び込むのはさすがにハードルが高いと感じていました。若手で未経験でも受け入れてくれるところをエリアを広げて探していた時にソフィアメディに出会いました。初めてということもあり組織体制や教育体制も重視していたので、そういった点でも安心感がありました。

ー新しい地に引越してでも訪問看護をやってみたいというお気持ちの方が強かったのですね。素敵です。N・Hさんはいかがですか?

N・Hさん:私は元々、県内の病院に勤めていたので、病院周辺で一人暮らしをしていました。ソフィアメディに就職する際に、St.橿原とSt.香芝の候補があり、住んでいたところから近かったのはSt.橿原だったのですが、St.香芝は新規立ち上げスタッフとして関わることができるということで最終的にSt.香芝を希望しました。

当時の自宅からでも通えなくはなかったのですが、私も引越支援金の制度もあると聞いていたので通いやすさやプライベートの充実も考えて香芝市に引越すことにしました。近くの街への引越しだったので不安はあまりなかったです。

ー自ら新規開設ステーションを志望されたのですね!未経験の訪問看護に飛び込むだけでもすごいことなのにバイタリティが素晴らしいです。

N・Hさん:実際チャレンジしてみると、初めての訪問看護且つ新規開設ということで分からないことだらけで、正直すごく大変でした。

でも、ステーションメンバーが本当に優しくて、皆さんに助けられながら色んな経験をすることができています。苦労もありますが、新規開設のSt.香芝を志望してよかったなと今では心から思っています。

▲St.香芝 N.Hさん(奥の女性)

今までの経験が必ず訪問看護に活きる

ーソフィアメディにはほとんどの方が訪問看護未経験で入社されます。皆さんは病院など前職でのご経験をどのように訪問看護に活かしていますか?

N・Rさん:私は脳神経内科でパーキンソン病やALSなどの神経難病を担当していたので、ソフィアメディでも積極的にそういった疾患のお客様を担当させていただいています。

ただ、訪問看護では幅広い疾患を看ることが多いので、専門知識よりも看護師としての基礎知識がちゃんと活きている感覚があります。お客様からの質問も、基礎知識があれば答えられることがほとんどだと思います。

N・Hさん:私の専門は循環器や消化器で、心不全の方やがんの方を多く看ていました。訪問看護でもそのような疾患の方が多いので、専門知識を在宅にスライドして活かせることが沢山あります。そのため、安心してご自宅で過ごしていただくための工夫や注意点を今まで培った知識を元にお伝えするようにしています。

逆に、専門分野外のところは最初はすごく不安で、経験のあるスタッフさんに事前に相談したり、社内外の勉強会に参加し、自分が安心と思えるように準備をして臨んでいました。学ぶ環境や聞ける環境があるので、今ではそこまで心配する必要はなくなりました。

Tさん:僕は訪問リハビリで働いていた経験がいまもすごく活きてるなと思います。訪問リハビリでは、3か月から半年で卒業できるようにリハビリを行います。そのためには目標を立てて進めることが大事です。

個別性の高さに加えて、訪問リハビリよりも中重度の疾患の方にも対応する訪問看護では、ベースとしてその方に合わせた目標を立てていくことが鍵になります。その際に訪問リハビリで培った目標を立てるプロセスが非常に役に立っています。

ーこれまでのご経験が訪問看護でも活きているのですね!

〈後編へ続く〉