お客様のあらゆる可能性を追求するために学び続ける

お客様のあらゆる可能性を追求するために学び続ける

ソフィアメディは今、約14,000人のお客様とおつきあいがあります。14,000通りの「生きる」があり、10,000通りの「看る」があります。ソフィアメディのスタッフは“「生きる」を看る。”をどう捉え、お客様と接しているのでしょうか?それぞれの訪問看護に対する想いをご紹介します。

※こちらは2022年7月発行の社内報内インタビューを転載したものです。

〈今回私の“「生きる」を看る。”を話してくれた人〉
ステーション 白金高輪 理学療法士
Y.Nさん

学びの原動力は、お客様の希望を叶えたいという想い

ソフィアメディに入社する前は病院、老健で働いてきました。以前は患者様との関わりのなかで、事故があってはいけないという気持ちが強く「転倒するリスクがあるので危ないからダメですよ」や「何かするときはご家族を呼んでください」のような制限をしてしまう声かけをすることが多くありました。

このままではいけないと気づいたのは、病院で担当していた一人の患者様との関わりでした。

自宅退院に向けてリハビリや家屋調査を行い、ご家族の見守りがあれば問題なく歩くことができる、と判断し無事に退院することができたのですが、しばらくして転倒され、再入院してしまうことがありました。

当時の自分は「歩く」という自分のこだわりに囚われ、患者様が退院されてからどのような生活をされるかやそのなかでの転倒リスクなど、さまざまな可能性を見落としていたのかもしれません。

もっと患者様のあらゆる可能性に気づき、目を向けられるようになりたい。リハビリという手段はもちろんのこと、福祉用具を含めたあらゆるサービスや手段を的確に選択できるようになった方が患者様のQOLは上げることができるのかもしれないと思うようになりました。

そのためには、まず自分自身の視野や可能性をもっと広げなければいけない、という気持ちから勉強に取り組むようになりました。

しかし、根は怠け者なので、勉強するときには目標を決めるように心がけています。認定理学療法士の資格を取ろうと決めてからは、脳卒中・運動器に次いで、最近では地域理学療法を取得することができました。

また、ソフィアメディに入社してからは働きながら大学院に通うことにも挑戦し、修士号を取得することもできました。仕事と勉強を両立するのは大変ですが、勉強しているときに「これはお客様のリハビリに活かせそう」と考えたり、実践して成果が得られたときには達成感がありますね。

さまざまなことを学ぶなかで自分自身にも変化がありました。口下手で多職種連携が苦手だったのですが、お客様の希望を叶えたい、喜んでいただきたいという気持ちから自ら進んで行えるようになりました。自分だけのことであればそのような行動的にはなれなかったので、自分でも驚きました。

自分のやっていることがお客様の役に立てる、喜んでいただけるというのが自分自身の潜在能力を引き出す原動力になっています。これからもお客様の可能性に蓋をせず潜在能力を引き出せるよう、自分自身の可能性を広げるためにも学び続けていきたいと思います。