小学6年生から憧れていた作業療法士という仕事

小学6年生から憧れていた作業療法士という仕事

ソフィアメディは今、約10,000人のお客様とおつきあいがあります。10,000通りの「生きる」があり、10,000通りの「看る」があります。ソフィアメディのスタッフは“「生きる」を看る。”をどう捉え、お客様と接しているのでしょうか?それぞれの訪問看護に対する想いをご紹介します。

※こちらは2020年5月発行の社内報内インタビューを転載したものです。

〈今回私の“「生きる」を看る。”を話してくれた人〉

組織開発本部 教育支援グループ(取材当時:VMS推進本部 育成支援グループ)

T.Mさん

OTはエンターテイナー、間違いはないんだよ。

小学校までに理学療法士、作業療法士(以下、OT )、言語聴覚士、全部のリハビリを受けたことがあるんです。そのときのOTさんのリハが楽しくて。それで小学校6年のときに将来OTになろうって決めて、中学生でリハビリ病院を見学したりしていました。

でもそのまま大学までいって、挫折しちゃったんです。OTの仕事が思っていた以上に幅広く深いので、自分には無理だ、やめればよかったと思って。モチベーションが低い大学4年間でしたね。だから、今でも会う大学の恩師には「よくOT続けているな」って、驚かれます。その方が教えてくれたことが、卒業し病院で働き始めてからのわたしを支えてくれました。

若い頃は抽斗が少ない分、こういう方にはこういうリハビリをしなくては、とか正解はなんだろう?とわかりやすい答えを求めてしまいがちでした。そういうとき、いつも先生がおっしゃっていた言葉を思い出しました。

「OT は白衣のエンターテイナーだから何したっていいんだよ! 間違いはない。自分が考えて導きだした答えはすべてアプローチなんだ、そんなことができるのはOTしかいないんだよ、なんて素晴らしい仕事なんだ」と。

狭い視野でいないで、広く捉えろという意味だと思うんですが、「間違いはない!」という言葉が本当に心強く、考えた結果失敗したとしてもトライ&エラーで次の方法を探せばいいんだって思えました。

だからいっぱい失敗もしてきましたが、いつもお客様と向き合い真剣に取り組む姿勢だけは変えずにいようと思えました。自分が思いつくことだけが正解じゃないし、お客様に教えてもらい一緒に考えていくのがリハビリなんだと思えるようになりました。

今は、いつもお客様の小さな希望みたいなものを聞き出せる体勢でいたいと思っています。「洗面所で立ってなにかしたい」とか「新聞を取りにいきたい」とか。生活の小さい役割ができるようになった方が動く機会が増えたり活動的になったりする。だから「さあリハビリですよ」と構えないで、なるべくいっぱいお話をします。

介護される立場になられると意思決定にご自身の判断だけではなくご家族や周囲の方も加わってくる。そうするとご本人のどうしたいか、という気持ちが置いて行かれることも多いです。そんなときにお客様が大切にされている作業や価値観を小さくても見逃さないで、ご本人があきらめてしまっていても、私は最後まであきらめずに模索しながら味方していたいと思います。白衣のエンターテイナーは今もわたしの目指すOTの姿です。