全員が心地よい居場所をつくる

ソフィアメディは今、約10,000人のお客様とおつきあいがあります。10,000通りの「生きる」があり、10,000通りの「看る」があります。ソフィアメディのスタッフは“「生きる」を看る。”をどう捉え、お客様と接しているのでしょうか?それぞれの訪問看護に対する想いをご紹介します。

※こちらは2022年2月発行の社内報内インタビューを転載したものです。

〈今回私の“「生きる」を看る。”を話してくれた人〉

デイサービス 自由が丘 介護福祉士

O.Mさん

相手の要望を否定せず、真摯に向き合う

大学の就職活動で、はじめは一般企業を考えていましたが、人と接しながら体を動かす仕事に魅力を感じ介護福祉士を志しました。

資格取得後、半日型のデイサービスに2年間勤めましたが、1日型で多くの時間をお客様と過ごせ、スタッフやお客様の明るい雰囲気に惹かれてソフィアメディへの入社を決めました。

訪問看護と違いデイサービスならではの“「生きる」を看る” があると思っています。

デイサービスでは朝から夕方まで全員が同じスケジュールを共有しながら過ごします。運動を楽しみに来てくださる方もいれば、スタッフとのお喋りが楽しみな方、みんなでお菓子を食べるのが楽しみな方と様々いらっしゃいます。

来てくださる目的がそれぞれだからこそ「全員が満足していただける居場所や空間」をつくりたい。これが私にとっての“「生きる」を看る。” だと思っています。

私の働いているデイサービス自由が丘はリハビリ特化型ですが運動したいという方ばかりではありません。なかには1人暮らしで人に会ったり外出する機会がデイサービスの時だけという方もいらっしゃいます。そのため、身体的なリハビリも大切ですが精神的な面でも支えになる時間を提供できればと思っています。

心地よい居場所に求める要望は様々で、全てを叶えることは難しいですが、「これは無理です」と否定したり、逆に期待させてしまわないよう伝え方には気をつけています。

あるご高齢の男性で身体が思い通りに動かないもどかしさから、厳しいご意見や しい要望をよくくださるお客様がいらっしゃいました。でも、そこでコミュニケーションを控えたり、遠慮をしすぎると対等な関係が築けません。

なので、何をしてほしいか箇条書きでいただき、「これは難しい」「これならできそう」とはっきり伝え、できるものには「具体的にどうしてほしいですか 」と深掘りをしました。 難しい時はできない理由を納得いただける言葉を探りながら、素直にお伝えするということを何年も続けました。

そしたらある日、その男性から他のお客様の前で「Oさんは限られた時間の中でいつも私たちのためにいろいろな準備を 頑張ってくれています」と労いの言葉をかけていただいたんです。普段そのようなことをおっしゃる方ではなかったので本当に嬉しかったですね。

デイサービスは訪問看護と違いお客様の方から来てくださる場所。だからこそ一人でも多くの方に「楽しかったからまた行きたい」と感じていただける居場所や空間をつくるのが、私の役目だと思っています。