座学から実践まで。未経験でも安心して飛び込める、ソフィアメディの新入社員研修とは

座学から実践まで。未経験でも安心して飛び込める、ソフィアメディの新入社員研修とは

(※この記事は2022年3月時点の内容です。2023年2月より新入社員研修の期間は3日間となりました。)

ソフィアメディでは新入社員の9割が訪問看護未経験です。未経験の方でも安心してチャレンジしていただけるよう様々な教育体制を整えています。

特に、社員の中でも好評なのが新入社員研修です。専門職から総合職まで、全ての新入社員が入社日から5日間研修を受けます。

この記事では、毎月ソフィアメディで行う新入社員研修についてご紹介します!

2月に行われた新入社員研修に、筆者が潜入しました。

ソフィアメディでは毎月月初に新入社員を迎えますが、2月の新入社員は専門職と総合職を合わせて33名。都内や北陸、関西など全国から新入社員が参加しました。

それでは、1日ずつ研修内容を見ていきましょう!

1日目:自社理解・VMS理解

コロナ禍以前は1日目の集合研修を対面で行っていましたが、現在は(COVID-19の影響により)オンラインで開催しています。

1日目は、ソフィアメディが大切にしている理念とその理念に根差してソフィアメディが提供する訪問看護について学びます。

ソフィメディでは「安心であたたかな在宅療養を日本中にゆきわたらせ、ひとりでも多くの方に、こころから満たされた人生を。」というビジョンを掲げています。

疾患や障がいを抱えていてもご自宅でその方らしい人生を送ることができるように、私たちは訪問看護でお客様の人生をサポートします。つまり、それが私たちのミッション「英知を尽くして「生きる」を看る」です。また、ビジョンを実現するために5つの行動指針5Spiritsも存在します。

「私たちはなぜ訪問看護をするのか」「お客様にどのような看護を提供すべきか」1日を通してソフィアメディの訪問看護について学んでいきます。

経営方針書オリエンテーション

ソフィアメディにはビジョン・ミッション・スピリッツ(以下、VMS)とその理念にもとづき、ソフィアメディが目指す姿を言語化した経営方針書があります。

経営方針書の言葉は、ソフィアメディ全スタッフに浸透する大切な指針です。まずは、経営方針書の内容を全員で読み合わせ、その意味を一つ一つ理解していきます。

VMS理解

次に、自分のこれまでの体験を思い起こし、VMSとの交点を見つけるワークを行います。

グループで自分の体験をシェアしながら「これからソフィアメディで何を実現したいか」「ソフィアメディでどんなことを大切にしていきたいか」について考えることでVMSを自分ごとに落とし込んでいきます。

私の「生きる」を看る

ワーク後は、先輩の体験談を元に、「生きる」を看るとはどういうことかを学びます。一人で判断しなければいけない場面が多い訪問看護では、お客様のためにどのような選択をするかがとても重要です。プロとして誇り高く、そして相手本意な看護とは何か、実際に先輩が体験した事例を元に考えます。

VALUED ACTIONSケーススタディ

最後は、新人訪問看護師が訪問するストーリーを読み、「自分ならどう判断するのか」「どのような視点を持つか」について具体的に考察するケーススタディを行います。

そして、判断に迷った場合、どこに視点を置き状況を整理すべきか、その上でどのような基準で判断をすべきかについて論理的な思考のフレームワークを学んでいきます。

2日目・3日目:動画学習

2日目と3日目は動画学習を通して訪問看護の基礎知識や制度について学んでいきます。

動画プログラムは自分のペースで視聴し進めていくことができるので、苦手な分野は何度も巻き戻しながら視聴することも可能です。

新入社員研修では、約30個のプログラムを受講しますが、ソフィアメディでは在職中に全部で700以上のオンラインコンテンツを受講できるようになっています。

特に医療保険と介護保険の制度知識は訪問看護では必須ですが、現場に入ってしまうと自分で時間を確保して勉強をしなければいけません。

ソフィアメディでは研修中に動画学習を通して制度についての知識を一からインプットすることができます。また、受講後簡単なテストもあるため自分の理解度を把握し、復習することもできます。
また、動画学習は訪問看護についての基礎知識だけでなく、電話の取り方などのビジネスマナーや記録の取り方などに関する内容もあり、ケア以外の部分でのサービスの質を高めるプログラムも揃っています。

4日目:同行研修

4日目は実際に先輩に同行し、お客様宅へ訪問します。

研修後はスタッフとして同行し、ケアの仕方などを学んで握いきますが、この同行研修では、先輩がどのようなことを大切にしているのか、「生きる」を看るとはどういうことなのかを学びます。

看護師がセラピストの同行をしたり、セラピストが看護師の同行をしたりと他職種にも同行することで、それぞれのスタッフが訪問先でどのような役割を担っているのかを知ることができます。

5日目:同行研修の振り返り・決意表明

最終日は同行研修の振り返りとこれからの決意表明を行います。

同行研修の振り返りでは、感じたことや学んだこと、先輩たちがどのような視点を大切に訪問をしていたかなど、グループワークでシェアしていきます。

そして、最後は決意表明。5日間の研修を通してこれから訪問スタッフとしてどんなことを大切にしていきたいか、どんな未来を描きたいか、一人ずつ発表していきます。

2月の新入社員の決意表明を一部抜粋します。

・私は訪問看護未経験ですが、プロとしての技術をお客様に合わせて提供できるよう、5Spiritsを心に持ちながらお客様第一の看護を実現していきたいと思いました。

・病院で長く勤めてきましたが、訪問でのリハビリは病院と全く違い、ご自宅でしかできないリハビリもあることを知りました。より一層お客様が大切にしていることに寄り添ってこれからリハビリをしていきたいと思いました。

・お客様の人生を看させていただけること自体が感謝であると感じました。自分の強みは生かし、弱みには向き合いながらお客様本意な看護をしていきたいと思います。

最後に、今回の研修を受けた新入社員に5日間の感想を聞いてみました。

同行研修で感じたお客様本位な姿勢とプロ意識の高さ

セラピスト Sさん

私は1日目に行ったVALUED ACTIONSケーススタディの講義が特に印象に残っています。前職も訪問スタッフとして働いていたのですが、訪問看護では様々な選択肢の中から自分で判断し、行動しなければいけません。その中で目の前の事案をどのように分解し、最適な答えを導き出すのかを教えていただきました。その方法は自分には今までにない考え方だったので、とても新鮮で学びになりました。

同行研修では、他職種である看護師スタッフの同行にも行かせていただきましたが、スピーディーな処置やケアでプロ意識を感じました。

また、セラピストの同行では小さな違和感にも気づき、その原因を考える姿勢がとても印象的でした。

プロ意識の高さがお客様本意に繋がるということを目の当たりにし、5Spiritsの内容が相互に関係しあって、ソフィアメディの訪問看護の品質が生まれているのだなと感じました。

一から学び直し、訪問看護の基礎を身につけられる

看護師 Aさん

学生時代に訪問看護の基本的な知識や制度については学びましたが、元々病院勤務だったため、これまで使うことがあまりありませんでした。そのため、動画学習の中で制度について丁寧に解説してくださり、一から学び直しができたことはとても助かりました。

中途入社だと今更聞けない知識というのも正直あります。そのため、今の段階でこのような知識を復習できたのはとてもありがたかったです。

また、動画学習のマナーの講座もとても勉強になりました。ビジネスマナーなどは意外と社会人になってからしっかり教えてもらうことはなかったので、自分の身についていなかったことを認識し、気をつけるきっかけとなりました。

同行研修では、先輩方の訪問の様子を拝見し、一つひとつの行動がお客様本意で、ソフィアメディの5Spritsがどういうことなのかを肌で感じることができました。

また、大先輩だと思っていた方が数ヶ月前に訪問看護未経験で入社したばかりの方だったことに驚き、皆さん自己研鑽して努力されているのだなということを感じました。

本格的に一スタッフとして訪問に入る前に現場の生の声を聞ける機会があったのはとても良い機会でした。

まとめ

5日間の研修の中で訪問看護についての基礎を学ぶだけでなく、「自分は訪問看護でどんな看護をしたいのか」というイメージをもって現場に臨むことができます。

また、同じ時期に入社した仲間と交流できる大切な時間でもあります。

訪問看護未経験の方でも基礎から実践まで学べる濃い内容になっていますので、ぜひ安心してチャレンジしてみてください!

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