上京&訪問看護に初挑戦!お客様とのコミュニケーションでは出身地を持ち味に

上京&訪問看護に初挑戦!お客様とのコミュニケーションでは出身地を持ち味に

ソフィアメディでは関東エリアの東京と神奈川に70ヵ所の訪問看護ステーションがあり、東京を生活の拠点としているスタッフも多いです。そのなかには、生まれ育った地元を離れて、さまざまな憧れや目標を持ち上京してきたスタッフも少なくありません。新しい環境に自ら飛び込みチャレンジするソフィアメディのスタッフに、上京した理由や当時の心境、どのように東京の生活に慣れていったかなどを聞いてみました。今回はどんな上京物語が聞けるのでしょうか?

(※記事の内容は2022年2月取材当時のものです)

〈プロフィール〉

Y.Hさん/看護師/ステーション大鳥居

青森県出身。看護学校を卒業後、地元の精神病院に7年半勤務したのちに上京を決意。精神科から訪問看護への転職を機に、ソフィアメディに入社。現在はステーション大鳥居で勤務する。

もっと多くの疾患を看ることができるようになりたい

ーYさんは青森県ご出身なのですね。

はい、そうです。青森は今年雪が凄かったみたいで、友達からも積雪の写真が送られてきました。冬は毎朝車の雪おろしから始めないと仕事に行けないというのが日常だったので、東京に来てから雪が降っていないことに最初は驚きました(笑)。

▲Yさんご出身青森県のねぶた祭りの写真

ーでは、Yさんが上京されたキッカケをお伺いしてもいいですか?

青森の看護学校を卒業して地元の精神病院に7年半勤務していましたが、東京に住めば趣味である推し活のお茶会やオフ会などのイベントに行きやすくなると考え、青森から離れて東京で働くことを決めました。青森の人は大学を卒業すると、東京や宮城、北海道へ出ていく人が多く、私の兄も埼玉に住んでいるので、青森を離れることへの抵抗感はありませんでした。

ーご家族は上京に対してどう仰っていましたか?

父は驚いて「心配だ」と言っていましたが、母は「もっと早くいけばよかったね」と背中を押してくれました。母は、私が趣味のために東京へ遊びに行っていることを知っていたので、プライベートも充実すると思っていたのかもしれません。私の両親も東京に住んでいたことがあるので、「一度は住んでみなよ」と言ってくれていました。

ー上京して、転職先に訪問看護を選ばれましたが、訪問看護にもともと興味があったのですか?

前職ではずっと精神科で勤務していたため、これまで精神以外の疾患を看る機会があまり多くなくて、精神以外の疾患についてもっと知りたいという想いと、新しい環境で挑戦したいという想いから、多岐にわたって支援できる訪問看護に進もうと決めました。また、私の祖父が訪問看護にお世話になっていたので、利用者の立場からも、患者様だけでなく患者様のご家族も支援できることに魅力を感じていました。

ー訪問看護の中でもなぜソフィアメディを選ばれたのでしょうか?

病院で入院患者様を看ているときは、自身の看護が患者様の意思に沿っているか、疑問をもつことが多くありました。例えば、タバコを吸うことが生きる上での楽しみである方もいらっしゃいますが、身体には良くないことから入院中は我慢をしていただく必要があります。日々の業務の中で、患者様が治療をしながら生活をしていくとき、その生き方を多くの選択肢から選べて、意思を尊重したケアを受けられるよう支えたいと思うようになりました。そのような中でソフィアメディの「お客様第一」という理念に共感したのが大きな理由の一つです。

ー勤務地はどのようにして決められたのですか?

都会すぎるところだと田舎育ちの私は恐縮してしまうので、都心すぎずなるべく住宅地が多いところで、ということだけ要望をお伝えし、勤務地を決めていただきました。

今住んでいるところは地元とは比べ物にならないくらい都会ではありますが、都心と違って昔ながらの商店街があったり、とても温かさのある街だなと思います。

ー数ヶ月前に上京してきたYさん。上京して大変だったことはありますか?

上京して大変だったことは、車生活から電車生活に変わったことです。青森では30分に1本、もしくは1時間に1本しか電車が来ないようなところに住んでいたので車生活が当たり前でした。上京すると電車生活になるので、乗り換えや地理、訪問先に迷わないで行けるかどうかという不安はありましたね。

ー上京する前と来てからでギャップだったことはありますか?

勝手なイメージで申し訳ないのですが、東京は周りの人が冷たいのではと思っていました。しかし、実際に住んでみると、道端で声をかけてくれる人や、こちらが声をかけたときは優しく対応してくれる人も多くて上京前から印象が大きく変わりました。

ー仕事面ではいかがですか?

仕事面では、転職先の選択肢が多いことに驚きましたね。青森では、地元にある病院はある程度情報を把握しているので、その分選択肢も絞られます。しかし東京では病院や医療機関自体の数も多いので、選択肢の幅が広いことは東京で就職する利点だなと感じました。

方言が時にはお客様とのコミュニケーションを円滑に

ーでは、仕事をしていて青森出身で良かったと感じたことはありますか?

訪問中にお客様とお話をしていると、ふとした瞬間に青森の方言が出てしまうことがあります。独特な青森訛りが出てしまうと、意味を理解できない方も多いので、できるだけ訛りは出さないように気を付けているのですが、時には、この訛りが会話のきっかけになることがあります。特に、東北出身の方で訛りのある喋り方をされているお客様とお会いした時には、同郷ということでお互いにテンションが上がり、盛り上がりましたね。上京する前は、東北出身である不安も多くありましたが、こういったコミュニケーションが取れることはメリットのひとつだと今は感じています。

ーきっとお客様も東京で同郷の人に会えたというのは嬉しいでしょうね!

そうですね。また、同郷の方でなくても、お客様とお話しする中で方言が出てしまった時、「間違えて国の言葉が出てしまいました!」と冗談を言ってごまかしているのですが、それはそれで会話のきっかけになったりするので、困りつつも私の個性のひとつかなと思っています。

ー例えばどんな方言が出るんですか?

例えば東京の人が使わない表現だと、青森では手袋を「はめる」ではなく、「はく」って言うんです。「ちょっと手袋はかせていただきますね」って言った時にお客様が「んっ?」という顔をされて、咄嗟に言い直しました(笑)。

一人ひとりと向き合える訪問看護のやりがい

ー訪問看護師になられて数ヶ月が経ちましたが、どんな時にやりがいを感じますか?

訪問看護は住み慣れたご自宅で自由に過ごせるというメリットがある反面、適切な療養をしなければ調子を崩し、入院になるリスクもあります。いかに安心・安全にご自宅で過ごしていただけるようにするか、お客様と一緒に考えることができるのは訪問看護のやりがいの一つだと思います。

ー具体的にそのように感じたエピソードがありますか?

最近、お客様のご家族の方からケアの仕方について質問を受けたので、お客様にとってもご家族の皆様にとっても楽にケアできる方法をご提案させていただきました。帰り際に「娘がもう一人増えたみたいでうれしい」と、ご家族の方から言っていただき、とても嬉しく思いました。目の前のお一人お一人と向き合える訪問看護ならではの出来事だと感じました。

ーまさしく訪問看護ならではですね。一方で大変さを感じることはありますか?

大変というよりも、悔しい思いをしたことが特に印象に残っています。前任の方からお客様を引き継いだ時、自分が頑張らなきゃいけないという焦りから、お客様にもその焦りを押し付けてしまったことがありました。お客様に不安を感じさせてしまったことを反省し、しっかり振り返りをしてお客様のお役に立てるよう意識を切り替えました。相手本位な行動を大切にしたいという想いがあるからこそ、お客様の期待に応えられなかった時は悔しさでいっぱいでした。

ーでは最後に、Yさんの今後の目標を教えていただけますか?

今後は訪問看護の経験を継続的に重ねながら、お客様により良いケアをできるよう更に勉強をしていきたいと考えています。これからの未来、より多くの方への理解が広まり、選択肢として訪問看護を思い浮かべていただけるようになるといいなと思います。

ーYさんの訪問看護での挑戦をこれからも応援しています!素敵なお話をありがとうございました!

[取材・編集]中村 [写真]本人、スタッフ提供