人生一度きり。東京で多様な価値観に触れ、自分らしさを探る

人生一度きり。東京で多様な価値観に触れ、自分らしさを探る

ソフィアメディでは関東エリアの東京と神奈川に70ヵ所の訪問看護ステーションがあり、東京を生活の拠点とするスタッフが多くいます。そのなかには、生まれ育った地元を離れて、さまざまな憧れや目標を持ち上京してきたスタッフも少なくありません。新しい環境に自ら飛び込みチャレンジするソフィアメディのスタッフに、上京した理由や当時の心境、どのように慣れていったかなどを聞いてみました。今回はどんな上京物語が聞けるのでしょうか?

(※記事の内容は2022年2月取材当時のものです)

<プロフィール>

■O.Mさん/理学療法士/ステーション経堂

新潟県出身。高齢者を対象としたスポーツセンターでインストラクターとして勤めるも、その経験をより活かすために理学療法士を志す。資格取得後は、地元の病院に約8年間勤務。仕事にも慣れてきた頃だったが、以前から抱いていた東京への憧れが捨てきれず、「一度きりの人生、興味があることは全部やる」をモットーに憧れだった東京で働くことを決意。2021年7月、ソフィアメディへの転職のため上京。現在は、ステーション経堂に勤務する。趣味はダンス、お菓子作り。

「一度きりの人生、興味があることは全部やる」をモットーに上京を決意

──上京される前の経歴を教えてください。

Oさん:23歳までスポーツセンターで高齢者向けのダンス教室やプール、フィットネスのインストラクターとして働いていました。その経験を活かして、より幅広い方の役に立てる仕事をしたいという想いから、理学療法士の学校に通い始めました。「いつか東京で働いてみたい」という憧れを持っていて関東でも就職活動をしたのですが、なかなか地元を出る踏ん切りがつかず結局地元の病院に就職しました。

──その病院ではどのくらいの期間働かれたんですか?

Oさん:8年くらいになりますね。段々と病院や業務にも慣れて、いろいろなことを任されたり、仕事にも余裕が出てきたところでした。

スタッフみんなが仲良くて、誰も辞めない職場だったので一生ここで働ける、と思えるくらい居心地のいい職場でした。でも、一度きりの人生だしやってみたいことは全部やっていこう、と思うようにしているので、いつか環境を変えてみたいなというのが頭の片隅にありました。

──上京の決め手になったのはどんなことだったのですか?

Oさん:もともと東京には、月に一度くらいの頻度で遊びに来ていたのですが、新型コロナウイルスの流行で気軽に行くことが難しくなりました。地元と東京間の往復は、新幹線の中で長時間過ごすため、感染リスクが怖いので東京に住むという選択をしました。

もう一つは、いろんな価値観に触れて、自分自身を変えたいと思ったからです。地元だと、仕事をして、結婚をして、家を建ててみたいな人生のレールがあるように感じてしまい、すごく窮屈に感じたので、そこから抜け出したいというのがありました。

実際、お客様のところに訪問してお話をさせていただくなかで、いろいろな地方のご出身の方がいらっしゃって、地元の慣習や過去のご経験が様々なので、すごく面白いなと感じています。

──東京にはどのタイミングで出て来られたんですか?

Oさん:私が上京を考えていた時期に、仲のいい友人3~4人もちょうど地元を出るということを知って、今のタイミングで地元を出ないといつまでも出られないかもしれないと思って、2021年の7月に上京しました。

東京に住んで気づいた、都会の片隅にある地元と変わらない落ち着き

──東京への憧れがあったとのことですが、住んでみたいところも決めていたんですか?

Oさん:何度か東京に遊びに来ていたときから「この街に住んでみたい」と思っていた代々木上原に住んでいます。やはり家賃は高いですが、新潟だとどこに住んでもそんなに街並みや家賃が代わり映えしないので、そういう意味では面白いですね。一度きりの人生だからこそ、住むところも思い切りたかったので(笑)

──東京での暮らしで大変なことはありますか?

Oさん:上京する前は、東京の生活はお金がかかるのではないか、新しい友達ができるのか、など生活面での不安が多くありました。

一番驚いたのは物価の違いです。新潟に住んでいた時は、かなり手ごろな価格でお野菜やお米を買うことができましたが、東京だと「この量でこんなに値段が高いんだ」と感じました。親戚がお米を作っていたのでもらうことが多く、東京に来てから初めて買ったのですが、地元との値段や味の違いに驚きました。

他には、新潟で働いていた時は車通勤でしたが、上京してからは電車通勤になったため生活環境が大きく変わりました。車に乗ってしまえば車内を自分の部屋のように使えて、ご飯を食べたり、好きな音楽をかけて歌っても大丈夫でしたが、電車ではそうはいかないのでオンオフを切り替えるタイミングが家しかないですね。

その点、訪問中に自転車に乗っている時間は気楽なので、自分だけのオフな時間にできているのかもしれません。

──では、東京の暮らしで楽しさを感じるのはどんな時ですか?

Oさん:東京で生活をする魅力のひとつは、飲食店をはじめ様々なお店があることですね。同じカフェだとしても、毎回違うお店に行けるほど選択肢の幅も広いですし。その中で、雰囲気の良いお店や気に入った場所との出会いがあるのが楽しいですね。

また、休みの日には様々なところを散策するのですが、街によっても雰囲気が全く違うので、毎回新しい発見や楽しみがあります。これまで都内の色々な街を訪れてきましたが、今後は千葉県や埼玉県、神奈川県など近隣県まで行動範囲を広げて街巡りをしてみたいと思っています。

病院勤務から訪問看護に挑戦。地元の話題で盛り上がる

──病院から訪問看護への転職になりますが、不安はありましたか?

Oさん:訪問看護は、天候に関係なく雨の日でも雪の日でも、お客さんのところへ訪問する仕事なので、体力的に続くかどうか不安がありました。しかし、実際にソフィアメディで働き始めてみると、先輩や同僚をはじめ、みんなでサポートしあって働く職場であったため、事前に感じていたような不安はすぐになくなりました。

──地方出身ということで盛り上がったエピソードはありますか?

Oさん:訪問しているお客様のなかには地方出身の方も多くいらっしゃり、地方出身者ならではの会話ができることもあります。そんなに多くはありませんが、新潟出身の方に出会ったときは、住んでいた場所やお店の話題で「そこ!あそこ!」と盛り上がることがあります。また、新潟を知らないお客様には、地元の雪景色の写真を見せると喜んでいただけることが多いですね。

Oさんの地元風景

冬の時期だと大雪のニュースがよく放送されるので、それを見たお客様から「テレビ出てるよ、ご実家の方は大丈夫?」と心配していただくことが度々ありました。家族のように気にかけていただけて、とてもありがたいことだと思いますね。

あと、お客様と話しているなかで、ふとした時のイントネーションや方言に興味を持っていただけると「地元が地方でよかったな」って感じます。

──今後、地元に戻られる予定はありますか?

Oさん:今のところは考えていませんね。故郷があるっていいなと思っているので、自分がそこに住んでいなくても、そこがあるだけで十分なのかなって。

最近、地元の友人が「私も上京したいな」と迷っていたので、「絶対来た方がいいよ!」と誘ったら2月に上京してきました。東京で一緒に遊べるので、また楽しみが増えましたね。

[取材・編集]岡田紘平 [写真]本人、スタッフ提供