入職後3ヶ月経過した訪問看護師のやりがいとは

病院での看護と訪問での看護ってどう違うの?そんな疑問に対して、病院・訪問看護双方での勤務経験を持ち、入職し3ヶ月ほどで活躍中のKさんにインタビューをしました。

入職時に感じた不安はどんなものがあったのか、それらをどのように払拭したのか。新人訪問看護師のリアルな心情を教えていただきました。

看護師としてのキャリアに悩む方・そして、これから訪問看護を知る方のきっかけになれば幸いです。ぜひご一読ください!

(※記事の内容は2021年7月取材当時のものです。)

<プロフィール>

■K.Hさん/看護師/ステーション学大

新卒で病院の内科・循環器・腎臓内科にて5年間勤務後、2021年4月、ソフィアメディに入職。研修後、訪問看護師として従事し13名ほどのお客様を担当している。

休日は、映画鑑賞や飼っている猫と遊びながらリフレッシュしている。

未経験で訪問看護への転職。悩んだ時には先輩や仲間がサポートしてくれる。

─現在担当しているお客様は何名くらいですか?

Kさん:現在、メインで担当しているお客様の人数は12〜13名程度で、そのうち医療看護が4割、介護看護が6割程度です。

未経験の訪問看護への転職、不安はありませんでしたか?

Kさん: 私自身も入職してまもないため悩むことが多く、そのような時は、先輩・同僚看護師やセラピストに相談をし、アドバイスをもらいながら業務を遂行しています。「このような疾患があるお客様にはこのように処置をした方が良い」という情報共有をもらえることはもちろん、実際に行かないとわからない場合は同行をしてもらえるような体制があります。また、訪問中でも「何か困ったことがあったら電話してね!」と言ってくれているため、その点はとても助かっています。引き継ぎについては、電子カルテ・書面でのカルテ・3回の同行をするため新人のうちでも安心です。

訪問看護の仕事は大変なことも多いですが、日々新しい知識や経験を身に付けることができ、仕事の幅が徐々に広がることでやりがいにもつながっています。

また、5日間の新入社員研修があるので、研修で訪問看護の基礎を学べたことは安心につながりました。

5日間の新入社員研修や同期との交流があることもソフィアメディの良さ

5日間の新入社員研修の内容について教えてください。

Kさん:5日間の研修の内訳は、会社の理念を理解する集合研修が1日、会社や訪問看護の知識を学ぶ研修が3日間、そして現場の同行研修が1日です。基礎知識を学ぶ研修は主に講義形式(ナーシングスキル)でおこなわれます。内容は「訪問看護とは」といった基本的なことから「医療保険」「介護保険制度」についてや、訪問看護のスキルに関しても動画などを交えながら学びます。研修期間中はZoomを通じた同期との意見交換の場も設けられ、交流を図ることもできました。

24時間・365日体制について感じていることはありますか?

Kさん:土日対応に関して苦に感じることは特にありません。

初めて自分が担当していないお客様のオンコールがあったとき、きちんと対応できるかどうかは不安でしたが、オンコール対応については社内のポータルサイトに情報発信されていたり、よくかかってくるお客様については情報共有もしており、一通り対応ができるように準備はしています。

「もっとこうしてあげたい」という想いが日々のケアに繋がる。入職して3ヶ月で感じているやりがい。

仕事をする上で気をつけていることはありますか?

Kさん:「お客様の信念を否定しないこと」です。仮に自分にはない考え方だとしても、まずは受けとめ、信頼関係を築くことを優先しています。

自分が看護師の立場で良かれと思って言ったことも、時にはお客様の気持ちを傷つけてしまうことがあります。そのため、お客様の気持ちを配慮した上で一緒により良い選択ができることが大切だと思っています。

ソフィアメディでは、そのようなお客様との接し方などのアドバイスを研修時のメンターだけでなく色々なスタッフ・先輩からいただけるのでとても助かっています。

訪問看護のやりがいはなんですか?

Kさん:一人のお客様にじっくり時間をかけて関われることです。まだ入職して3ヶ月ではありますが、「こうしてさしあげるとお客様に安心していただけるんだな。」ということがだんだんわかってきました。そうすると、「もっとこうしてさしあげたい」という想いが日々のケアに繋がっていくので、それによりお客様のモチベーションが上がったり、気分がよくなられるのがわかるとやりがいを感じますね。

訪問看護では訪問時間内はお客様の側にずっといることができ、柔軟な要望に応じることもできます。

このようにお客様と深く関われる訪問看護のお仕事は、自分に合っていると感じます。

治療後の生活までサポート。お客様の「素」の顔を見られる訪問看護の魅力。

訪問看護師としておすすめできるポイントを教えてください。

Kさん:一つ目は治療後の生活までサポートできるという点です。特に、病院に入院する患者様の中には完治しないまま退院していく方もいらっしゃるため、その後きちんと生活ができているかが気になっていました。訪問看護では病院から戻られた後の生活までサポートできるため長期的にお付き合いしていくことができます。

二つ目はご自宅での看護であるため、お客様の「素」の顔が見られるという点です。病院では外行きの顔しか見せない方でも、家にいるときはその方らしさが現れます。「素」の顔を見ることで、良い点も悪い点もその方を理解することができますし、より身近な存在になれるというのは、訪問看護をおすすめできる点ですね。

入社してからまだ3ヶ月ほどではありますが、一人のお客様と時間をかけて向き合うことができるやりがいのある仕事だなと思います。

訪問看護師としてのKさんのこれからがとても楽しみですね!素敵なお話をありがとうございました。