「生きている感じがする」お客様の一言で実感した訪問看護の魅力。病院勤務を経て飛び込んだ世界で見えたものとは

「生きている感じがする」お客様の一言で実感した訪問看護の魅力。病院勤務を経て飛び込んだ世界で見えたものとは

訪問看護の仕事に興味があり、具体的にどんな仕事をするのか、どんな魅力があるのかもっと知りたいという方も多いのではないでしょうか。

今回は病院での看護師勤務から訪問看護の世界へ転職し、主任としてのキャリアを積んでいるYさんに、仕事に関するインタビューを行いました。

インタビューでは訪問看護の魅力や病院との違い、そして20代から30代へ向けてどのようにキャリアを築いていきたいか、というお話をお聞きしました。

<プロフィール>

Y.Nさん/看護師・看護主任/ステーション溝口勤務

2018年にソフィアメディへ入社、現在3年目。

大学病院や総合病院でICU・循環器・呼吸器内科を中心に一通り経験した後、お客様の生活の一員になれる、「訪問看護」に興味を持ちソフィアメディへ入社。現在はステーション溝口にて看護主任として看護師スタッフのマネジメントを行う。

病院での看護師勤務を経て、訪問看護の世界へ。

ー病院を辞めて訪問看護の仕事に就こうと思ったのはなぜですか?

Yさん:ソフィアメディに入社して4年目になります。その前は、大学病院や総合病院で看護師をしており、ICUや循環器内科を中心に従事していました。病院では、外科と救急外来以外の分野はほぼ経験し「やり切ったな」という思いがありました。次のステップとして、病院以外の場所で新しい経験をすることはできないかと考えた時に「訪問看護」という分野に興味を持ちました。

それは、病院では入院してから退院するまでの期間は患者様の看護をしますが、退院した後の生活が見えないことが気になっていました。退院された患者様が「どのように過ごされているのかな」「継続的に看護をされているのかな」ということを常に気にしており、そこを払拭できるような分野につきたいと思ったところ、訪問看護であれば、退院後の生活に寄り添える事を知り、その分野で転職活動を始めました。

ー訪問看護のなかでもソフィアメディを選んだのはなぜですか?

Yさん:「訪問看護」という軸で、エージェントを通じて転職活動をしていました。複数社面接には進みましたが、面接の際の印象はソフィアメディが抜群に良かったことを覚えています。

それは、私が目指していきたい「看護」に対してのイメージとマッチしてるなと思ったからです。

他社ではとにかく訪問件数・ノルマをこなすことを強調していて、残念ながら自分の中の看護のイメージとは違いました。

しかし、ソフィアメディはお客様の1件1件の訪問を大切にしているということを感じ、ここであれば「次のキャリアアップを積むことができる」と思い、入社を決めました。

ー1日の仕事の流れについて教えてください。

Yさん:毎日8:30くらいには出勤し、9:00に朝礼が始まります。

朝礼が終わると日中は基本的に訪問に出ていて、午前中2件、午後3~4件程度の訪問をしています。

訪問が終わってステーションに戻ってくるのは17:00~17:30くらいで、戻った後はケアマネジャーさんや管理者さんへ1日の報告をします。

そして18:00くらいには勤務が終了しているようなイメージです。

オンコール当番が月に1週程度の当番制のため、スケジュールも組みやすく、気持ち的には少しは楽だなと思います。

ソフィアメディに転職して感じた、訪問看護のやりがい・厳しさ

ー訪問看護の仕事のやりがいとはなんでしょうか?

Yさん:訪問看護では、限られた時間ではありますが、その中でお客様やそのご家族の方々とじっくり向き合えることが魅力です。時間としては30分〜90分と短いのですが、いつもそれでは足りないくらいあっという間に時間が過ぎてしまいます。

また、ご自宅に定期的に訪問するためお客様やご家族の方々から「助かってます!」「毎週楽しみにしています!」とお声をいただくことが何よりやりがいですね。生活の一員になっている実感があり、私たちがいる意味を感じます。

一方、大変なところは、訪問看護では基本的に一人で行動することです。もちろん、ステーションに戻れば、管理者やスタッフはいるのですが、その場での判断・アセスメントは自分一人で行います。そのため「本当にこれで良いのか?」と悩むこともあります。悩んだり、不安になった時はステーションで待機している管理者やメンバーにその場で電話での相談もできるので安心して進めることができます。

またお客様の中には重症度が高い方もいるので、そういった方をケアする際は体力を要する場合も多々あります。

そのため、私は自転車移動が日々トレーニングの時間だと思って過ごしています(笑)

生活リズムや体力にはかなり気を遣っていますね。

ー訪問看護の仕事をする中で、印象に残っているエピソードをお聞かせください。

Yさん:癌に罹った女性のお客様を看護したときのことです。

その方は病院でも清潔ケア程度でシャワー・お風呂には入れず、退院した後の訪問看護時に私からシャワー浴をした方がよいのではないかと提案をし、ご家族の了承のもと、体の状態をみたうえでシャワー浴を行いました。

すると、その方は涙を流し「生きている感じがする」「お湯ってこんなに温かいんだ」と言ってくださいました。

その方はきっと治療で大変な思いをたくさんして、やっとご自宅に帰ってこられた。そして、ようやく浴びることができたシャワーがよほど嬉しく思われたのでしょう。

その経験を通じ、「自分にとって当たり前のことが、お客様にとっては当たり前じゃない。お客様が一番して欲しいことをできる限り汲み取ってさしあげよう」と思うようになりました。お客様から学ばせていただきました。

ー仕事をする中で、ソフィアメディの一員として意識していることはありますか?

Yさん:訪問看護では外に出たら会社の看板を背負っているので、自分の一つひとつの行動が会社の評価に繋がるのだと考え、企業理念である“英知を尽くして「生きる」を看る”を体現できるよう意識しています。

その上で、私はその方の性格や特性をコミュニケーションを通じてより深く理解したいと思っています。「痛いですか?」「何か食べたいですか?」という型通りの質問だけではなく、日々の何気ない会話ややり取りを通じてその方自身の性格や、生活全体を見ることを意識し、人として接しているという感覚を大事にしています。それはお客様や人を大事にするソフィアメディの特徴なのかなとも思っています。

面接のときから感じていたことですが、ソフィアメディは良い人や明るい人が多いと感じるので、管理者や他のスタッフなど周りの人に恵まれた環境で気持ちよく仕事ができています。

ー現在働いている中で、何か課題に感じることがあれば教えてください。

Yさん:仕事の特性上、一人で行動することが多く、スタッフ同士で声をかけ合うような文化を自発的に作っていかないといけないと感じています。

そこで、自分が先輩になってからは後輩に対しては、何気ないことでも声をかけるようにし、相談し合える環境を徐々に作っています。

今後もスタッフが孤独感を感じないよう、みんなで協力できる体制をもっと築いていきたいです。

20代から30代へ。結婚を経てこれからの働き方について

―20代の頃と現在(30代)を比べ、働き方に違いはありますか?

Yさん:20代の頃は独身だったこともあり、身に付けられるものはとにかく身に付けようとがむしゃらに働いていました。

30代に入って結婚をして、将来的には子どもも欲しいと思っていますが、子どもができても看護の仕事は続けたいと考えています。

そのため今後は育児と両立できる働き方を自分なりに模索しようと思っています。

ソフィアメディの”「生きる」を看る”という理念はお客様様だけでなく従業員にも向けられています。

ライフイベントの多い女性でも臨機応変に対応できるサポート体制が整っているので、そのことにはとても助けられていると感じます。

ー仕事とプライベートを両立するうえで、意識していることはありますか?

Yさん:訪問看護は一人ひとりのお客様の生活の一部となりじっくり向き合うため、プライベートでもお客様のことが気になってしまいがちです。

そのため、なるべく1件の訪問が終わったら次の訪問先への移動時間には頭を切り替えています。また、iPadで訪問記録を打ち込むため、空き時間にスムーズに作業ができ、私は事務仕事での残業もほぼありません。

また自分なりにスケジュールを調整してお客様に迷惑をかけないようにすれば、休みもきちんととれる仕事です。

ただしオンコール当番のときは休日であっても気を張って過ごさなければならないこともあるので、なるべく精神的に負荷がかからないよう工夫しています。オンコール当番の日は基本遠出ができないので、私の場合ですと家の中でプチ贅沢をして良いと決め、近所のケーキ屋さんでスイーツを買ってきたり、コーヒーを豆から挽いたりしておうちカフェをしていることが多いですね(笑)。

また、現在夫と二人暮らしで生活をしていますが、コロナ禍の影響もあり休日であっても最近はあまり頻繁に外出できないため、夫と近所を散歩しながら知らないお店やオシャレなカフェなどを見つけて楽しんでいます。

―10年後はどのような看護師になりたいと考えていますか?

Yさん:今、主任という役割をいただいていますが、私は現場でお客様と触れ合い、お客様の生活の一部になることにやりがいを感じるので、変わらず10年後も今と同じように現場で仕事をし続けたいです。

ママになっても訪問看護の仕事は続けたいです。

そのためやはり仕事と育児の両立というのが大きな課題になると思うので、上手く両立させて仕事もプライベートも充実させることが今の私の目標です。

訪問看護は財産になるキャリアを積める素敵な仕事

―どんな人が訪問看護の仕事やソフィアメディに向いていると思いますか?

とにかく人と接することが好きな人だと思います!

訪問看護は人対人の仕事なので、お客様とはかなり近い距離で関わることになります。

そのため、ときには嫌な思いをすることもありますが、私たちはプロなので、そういったことも含めて人と接することが好きな人に向いている仕事だと思います。

ー最後に、訪問看護やソフィアメディに興味をお持ちの方にメッセージをお願いします。

訪問看護の仕事はお客様の生活の一員であるような経験ができるので、キャリアとしてもすごくよい財産になる素敵な仕事です。

訪問看護は、基本的に一人で訪問をするため、自分の頭で考えることが多い分、それが大変ではあるけれど、大きなやりがいに繋がる点でもあります。

人と深く関わって看護をしたいという方は、ぜひ訪問看護の仕事にチャレンジすることをおすすめします。